参考になる質問と答え

一般診察に関するQ&A 内耳



難聴に関する Q&A

Q1
中学生の頃、学校の聴力検査で、高音性難聴で、日常の会話に支障はない が、高い音が聞き取れないと言われ、以来、高校生、社会人になってから の聴力検査でも同じことを言われましたが、治療をしろとは言われなかったので、そのままにしてきました。たしかに、電子音(体温計の音など )が聞えません。治療して、よくなるものなのでしょうか?ほうっておくと、すすんでしまうのでしょうか?(大きな音で音楽を聴いたりしたことはありません。
山本
感音性難聴の場合、両側性か、進行性か、原因はなにか、ということを考えます。 のんままさんの場合、学校の検査で指摘されたということですので、 4000Hzより高音の音が聞き取りにくいと思われます。 原因は不明のことが多く、進行性のものでなければ、特に、治療の必要はありません。 現在ある難聴に対しては、治療効果は、期待できませんが、定期的に、 聴力検査して難聴が進行していないかどうかはチェックしてください。
Q1
来月19歳になる息子の件ですが幼稚園の頃右の耳が聞こえず聴力検査を受け色々な病院で検査を受けましたが神経が機能していないと言う結果でしたが聞こえる様にしたいのですが何か良い手術等対応は有りませんか。
山本
右耳は、悪いけれど、左耳が全く正常なら、特に治療の必要はありません。 おたふくの後、高熱の後、にたまにこういうことがおきますが、問題なく成長され普通に生活されています。 もし、両方とも聞こえの神経が悪いのなら、人工内耳という手術方法もあります。

突発性難聴に関する Q&A

Q1
突発性難聴の治療について質問いたします。 慢性腎不全による人工透析を受けている患者に対し、プレドニン100mg投与の開始に始まり 1週間かけて漸減し、総量520mgはになります。この総量は過剰投与でしょうか? ハイドロコートン200mg程度で良いという文献もみつけました。 ハイドロコートン200mgで十分であるのなら、プレドニンに置き換えた場合12.5mgで良いことになると思うのですが、ステロイド治療において初回開始がプレドニン100mgなので、 ハイドロコートンで良いとすれば、8〜9倍程度の量で開始したことになります。 これは過剰投与だと思うのですが、先生はどう思われますか?
山本
どのステロイドを、どの位、使うかは、病院によってさまざまです。ステロイド治療開始の前には、病歴を聞き、この方のように、透析をされている方は、主治医の先生との連携が大事です。ステロイド投与による有益性が副作用の危険性を上回ると判断したなら、開始します。 ステロイドには、力価の違い、作用時間の違い、塩類代謝の作用の強さの違いにより、3系統があります。 私の場合は、外来治療ですから、毎日点滴できる方は、作用時間の短い、ヒドロコルチゾン(ソルコーテフ)を、300〜500mgから開始して、漸減していきます。作用時間の長い、デキサメタゾン(デカドロン)は、強力ですが、副腎抑制の副作用も強くみられますので、使いません。 プレドニゾロンは、中間に位置するもので作用が、比較的強力で、ヒドロコルチゾンに比べ、塩類代謝の副作用が少なく、デキサメタゾンに比べ、副腎抑制が少ないので、病院でよく使われています。 何らかの理由で、初回投与の減量が望ましい場合でも、プレドニゾロン30〜40mgは、効果の面から必要だといわれています。この方のように慢性腎不全が、或る場合、どの程度から、始めるかむずかしいところです。この量が多いといえなくはないでしょうが、難聴の程度、パターンからも使用量が違ってきます。 力価換算では、ヒドロコルチゾン300mg (作用時間が短い分、力価換算での 相当量240mgより多め)≒プレドニゾロン60mg≒デキサメタゾン8mgとなります。 参考:ステロイドは、薬の種類によって1mgあたりの糖質コルチコイドとしての効力が異なり、生理的なステロイドである、ヒドロコルチゾンを1とした時の各ステロイド剤の力価(抗炎症作用)が決められます。
Q2
半年以上前に突発性難聴で入院し、ソルコーテフ300mg×4日間、 200mg×3日間 100×3日間点滴しました。その後、半分くらい回復した時点で投与を打ち切り、経口投与なども継続して行ってはいません。半年以上たった今、時期が遅いことを承知でもう一度トライしてみたいと思い、入院した場所とは別の病院で、プレドニゾロン30mg×2日間、 20mg×2日10mg×2日間、 5mg2日間 分を処方されたのですが(8日間で打ち切る予定)、そのような量で身体に負担ではないでしょうか?ステロイド系は副作用が強く、女性などはよくないなどとよく聞くので心配です。 二回目なので心配です。両方短期間ではあるのですが、やはり繰り返し投与することは危険なのでしょうか。
山本
ステロイドにも種類があり若干副作用も異なります。 一般的に、ステロイドは、性別にかかわらず、長期使用で骨粗しょう症や動脈硬化の危険因子である高血圧、糖尿病、高脂血症をひきおこすという副作用がありますが、このように、短期に減量しながらの投与ですと、まず問題はありません。 現在、内科的に特に問題ないようでしたら、間隔も半年以上開いているますので問題はないと思います。 突発性難聴ということですが、半年以上経ってステロイドの効果が期待できるかという問題があります。 もし、聴力に変動がありステロイド治療されるというなら、別の病名の可能性もあります。

音響外傷に関する Q&A

Q1
2週間以上前に、ヘッドホンをつけて音楽を聴いたまま寝てしまって( 3〜4時間ほど)起きて外して寝て、朝耳鳴りの音で目が覚めました。 その時は、うねるように音程が変化していました。 その時は、さほど気になるようではなかったのですが、それから数時間後、いきなり左耳で大きな耳鳴りが始まりました。(キーンと高い音) 今は右耳からも聞えます。 それから5日後に耳鼻科にいって、聴力検査などをしましたが、検査上は問題なく、ビタミンB12とカルナクリンが出て、現在も服用していますが、全然回復する兆しはありません。 3日前にまた、耳鼻科に行って検査したところ、若干左耳の聴力(高音部)が落ちていました。 このところ前まで普通に聞けていた音ががんがんと頭に響くようで聞いていられません。 ヘッドホンで聞いていたのはけっこう五月縄い曲だったので、音響外傷でしょうか。 その場合、破壊された内耳の細胞ってもう再生しないのですか? それと、何か治療法ってありますか?
山本
典型的な音響外傷の経過です。 短時間の音響暴露による場合、耳鳴りは、難聴と同時に自覚することもあるし、難聴がおこるより先に、自覚することもあります。 ロック難聴と代表的によんでいますが、耳鳴りは必発で、音楽聴取中に起こりますし、聴力低下はあまりなく、耳鳴りだけが高度のこともあります。 軽度の時は、自然治癒もありますが、早期の加療により改善が期待できます。 治療薬として、血流改善を目的として、循環ホルモン薬(カルナクリン)、代謝賦活を目的としてビタミンB12が投薬されたのでしょう。これ以外にも似たような働きの薬は沢山あります。 あまり、耳鳴りがひどいようなら、ステロイド薬も有効ですし、上記の作用を目的とした点滴、静脈注射もあります。