参考になる質問と答え

いぼに関するQ&A

いぼに関するQ&A

Q1
子供のいぼの取り方について教えてください。
山本
子供の「いぼ」は、伝染性軟属腫(水いぼ)か、尋常性疣贅(いわゆるウイルス性イボ)のどちらかであることが多いです。 どちらも、ウイルス感染によるもので、数が増える前に処置してあげるのが、 子供にとって幸せなことだと思います。
形成外科に来られるのですから、取ろうと思って、決心して来られるのですから、取った方がいいですか、取らない方がいいですかというような質問はあまりありませんが、どちらも、自然に治ることもあるのも事実です。
逆に、どうしようもなく広がってから来られたのでは、子供も医者もかわいそうです。
まず、「水いぼ」からお話します。 ポックスウイルスによるもので、「水いぼ」は、数ヶ月から1年で、自然治癒します。 ただ、数の少ないうちに早く無くしてしまう方がいいと思います。 免疫ができやすいので1才から6才の子供がほとんどです。 そのかわり割りとよくうつり、プールばかりでなく、一緒に遊んでいるだけで接触感染します。
身体の柔らかいところにできる、柔らかいいぼなので、麻酔のテープがよく効きます。
20分位貼っていただき、いぼ用ピンセットで摘んで、ウイルスのかたまりの白い芯がでたらOKです。あとが少し出血しますので、イソジンをつけてテープを貼ります。20ケ位までなら、一度にしますので、1回で終ります。
その日の入浴は出来ますし、入浴後に、化膿止めの軟膏を数日つけていただきます。
少し厄介なのが「ウイルス性イボ」です。 ヒト乳頭腫ウイルスによるものなのですが、タイプがいくもあり、色々な形で現れます。子供では手、指、足底に多いですが、どこにでもできます。 うつりにくいかわりに免疫が出来にくいので、大人にも結構みられます。 タコやウオノメだと思って削っていると、広がります。
手、足のような硬い場所は、液体窒素で凍結します。 週に1,2回のペースで1,2ヶ月間、繰り返しますと、黒くなりポロッと取れることもあります。ブヨブヨしてきたら痛くなくなるので、手術用ハサミで切除し、 ブレオマイシン軟膏を塗ります。 顔のイボは、液体窒素を繰り返すと、色素沈着を残すので注意が必要です。
麻酔のテープがよく効く場所なので20分位貼ってから、レーザーメス或いは手術用ハサミで切除します。この場合、大事なことは、そのあとにブレオマイシン軟膏を塗るということです。
これは癌に効くお薬なのですが、学術的にイボにも効くといわれています。
以上、当院での子供の「いぼ 」の取り方を説明しました。